「横浜市の不動産売却相場はどれくらい？」
「高く売るためのポイントはある？」
不動産を売却する際は周辺地域の相場を知ることでおおよその売却価格が予測できます。また、相場を知ることで売りに出す価格を決める際にも役立てられるでしょう。
そこで、本記事では横浜市の不動産売却相場から高く売却する方法まで紹介していきます。
ほかにも以下では当メディアが厳選した横浜市でおすすめできる不動産会社を紹介しています。あわせてチェックしてください。
横浜市の不動産売却相場
まずは実際に2021年度に成約された不動産売却相場を紹介していきます。
横浜市各地区のマンションと戸建て住宅それぞれの売却相場になります。
まずは、あなたの売却予定物件がどれくらいで売却できるかチェックしてみましょう。
マンション売却相場
まず、マンション売却相場は以下の表になります。
| 所在地 | 件数(件) | ㎡単価(万円/㎡) | 価格(万円) | 専有面積（㎡） | 築年(年･中古のみ） | 取扱高(億円） |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 横浜市鶴見区 | 464 | 49.44 | 3,139 | 63.49 | 21.38 | 145.7 |
| 横浜市神奈川区 | 301 | 60.80 | 3,722 | 61.21 | 22.15 | 112.0 |
| 横浜市西区 | 290 | 85.90 | 4,860 | 56.57 | 19.50 | 140.9 |
| 横浜市中区 | 360 | 75.52 | 4,451 | 58.94 | 21.84 | 160.2 |
| 横浜市南区 | 218 | 42.22 | 2,376 | 56.28 | 26.72 | 51.8 |
| 横浜市保土ケ谷区 | 192 | 36.72 | 2,426 | 66.06 | 27.17 | 46.6 |
| 横浜市磯子区 | 249 | 37.80 | 2,552 | 67.51 | 28.05 | 63.5 |
| 横浜市金沢区 | 233 | 30.62 | 2,282 | 74.52 | 29.79 | 53.2 |
| 横浜市港北区 | 504 | 57.86 | 3,843 | 66.41 | 23.04 | 193.7 |
| 横浜市戸塚区 | 322 | 44.75 | 3,249 | 72.62 | 22.54 | 104.6 |
| 横浜市港南区 | 206 | 38.39 | 2,721 | 70.87 | 28.12 | 56.0 |
| 横浜市旭区 | 178 | 29.71 | 1,981 | 66.68 | 32.99 | 35.3 |
| 横浜市緑区 | 185 | 35.94 | 2,483 | 69.09 | 30.29 | 45.9 |
| 横浜市瀬谷区 | 35 | 31.73 | 2,266 | 71.42 | 26.02 | 7.9 |
| 横浜市栄区 | 92 | 36.39 | 2,788 | 76.62 | 28.23 | 25.7 |
| 横浜市泉区 | 67 | 37.85 | 2,837 | 74.96 | 27.44 | 19.0 |
| 横浜市青葉区 | 385 | 54.60 | 3,919 | 71.79 | 25.84 | 150.9 |
| 横浜市都筑区 | 286 | 55.05 | 4,398 | 79.89 | 19.23 | 125.8 |
上記の表のように、約2,000万円から4,000万円前後で売却されていることがわかります。平均売却価格は3,369万円です。
また、一番相場が高い地域は横浜市西区の4,860万円となります。
戸建て売却相場
つぎに、戸建住宅の売却相場は以下の表のとおりです。
| 所在地 | 件数(件) | 価格 (万円) | 土地面積 (㎡) | 建物面積 (㎡) | 築年 (年） | 取扱高(億円） |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 横浜市鶴見区 | 109 | 3,664 | 121.02 | 100.47 | 19.34 | 39.9 |
| 横浜市神奈川区 | 85 | 4,316 | 118.36 | 107.04 | 18.90 | 36.7 |
| 横浜市西区 | 17 | 5,335 | 123.22 | 113.00 | 10.75 | 9.1 |
| 横浜市中区 | 43 | 5,839 | 144.33 | 118.84 | 22.43 | 25.1 |
| 横浜市南区 | 93 | 2,821 | 110.23 | 93.23 | 23.75 | 26.2 |
| 横浜市保土ケ谷区 | 104 | 3,217 | 129.38 | 96.16 | 18.31 | 33.5 |
| 横浜市磯子区 | 55 | 3,199 | 152.55 | 106.45 | 22.56 | 17.6 |
| 横浜市金沢区 | 91 | 3,427 | 170.19 | 106.47 | 24.03 | 31.2 |
| 横浜市港北区 | 131 | 4,965 | 103.38 | 101.62 | 15.99 | 65.0 |
| 横浜市戸塚区 | 139 | 3,448 | 139.47 | 102.26 | 20.32 | 47.9 |
| 横浜市港南区 | 108 | 3,203 | 128.45 | 99.08 | 22.96 | 34.6 |
| 横浜市旭区 | 123 | 3,446 | 126.46 | 100.00 | 17.71 | 42.4 |
| 横浜市緑区 | 73 | 4,007 | 146.74 | 102.29 | 14.69 | 29.3 |
| 横浜市瀬谷区 | 60 | 3,291 | 135.36 | 103.41 | 19.10 | 19.7 |
| 横浜市栄区 | 48 | 3,422 | 171.71 | 111.66 | 22.73 | 16.4 |
| 横浜市泉区 | 79 | 4,058 | 153.72 | 109.09 | 20.74 | 32.1 |
| 横浜市青葉区 | 230 | 6,139 | 178.44 | 123.47 | 23.54 | 141.2 |
| 横浜市都筑区 | 91 | 5,804 | 163.82 | 117.85 | 17.22 | 52.8 |
上記のようになります。横浜市全体の平均売却価格は3,499万円です。
また、一番相場が高い地域は横浜市青葉区の6,139万円となります。
不動産の売却相場をチェックする際に注意したいポイント
ここからは、不動産の売却相場をチェックする際に注意しておきたいポイントについて紹介していきます。紹介するのは以下の3つです。
それぞれの注意点を理解して適正価格で売却を開始しましょう。
掲載価格で売却できるわけではない
1つ目の注意したいポイントは、必ず掲載価格で売却できるわけではないという点です。
掲載する際の価格は不動産会社と相談した上で相場を考慮した『希望価格』になります。そのため、必ず掲載時の価格で売却できるわけではありません。
また、買い手から価格交渉されたり、問い合わせがないために掲載価格を徐々に下げていくなどの値下げも必要になってきます。
リノベ物件は価格が上昇する
2つ目の注意したいポイントは、リノベ物件は価格が上昇するという点です。
売却相場をみて掲載価格を決める際に、リノベ物件だった場合は価格を少しあげても売れる可能性は高いでしょう。
また、リノベしていない場合は、物件情報サイトでリノベを除いた物件を検索して周辺相場をチェックしてください。
複数の不動産会社を比較する
3つ目の注意したいポイントは、複数の不動産会社を比較するという点です。
特に物件の査定は、必ず複数社で依頼しましょう。物件の相場帯をより確実にイメージできます。
しかし、一番高額の査定を出してきた不動産会社へ査定額だけを見て依頼するのは危険です。周辺地域の相場を理解していなかったりと、サポート面や販売力などを考慮して不動産会社を選択しましょう。
横浜市で不動産を売却するのに最適なタイミングは？
横浜市で不動産を売却する際、タイミングを見極めることは売却価格やスピードに大きく影響します。一般的に不動産市場は、進学・転勤の動きが活発になる春（3〜4月）と秋（9〜10月）に需要が高まり、売却がスムーズになりやすい傾向があります。
また、金利や景気動向も買主の動きを左右するため、長期的な視点での判断も重要です。横浜市では再開発エリアの影響で、地域ごとに価格変動の幅が異なる点にも注意が必要です。
売却を検討している場合は、早めにエリアごとの相場や動向を確認し、不動産会社に相談することで最適な売却時期を見極めやすくなるでしょう。
不動産を売却する際にかかる費用や税金は？
不動産の売却では、単に売って終わりではなく、さまざまな費用や税金がかかります。売却価格がすべて手元に残るわけではないため、事前にどんなコストが発生するのかを把握しておくことが大切です。
特に初めて売却する方は、思わぬ出費を避けるためにも費用の内訳を確認しておきましょう。
以下で詳しく解説します。
仲介手数料や登記費用などの基本コスト
不動産を売却する際に必ず発生するのが「仲介手数料」です。これは売買契約が成立した際、不動産会社へ支払う報酬で、上限は「売却価格×3％+ 6万円＋消費税」と法律で定められています。
たとえば3,000万円の物件を売却すると、仲介手数料はおよそ105万円前後となります。そのほか、住所変更や抵当権抹消などの登記費用、司法書士への報酬も必要になります。
売却前にかかる費用を概算しておくことで、手取り額を正確に把握することが可能です。
譲渡所得税・住民税など売却益にかかる税金
不動産を売却して利益が出た場合、その「譲渡所得」に対して税金がかかります。課税対象となるのは「売却価格－取得費－譲渡費用」で算出された利益であり、所有期間が5年超か以下かによって税率が異なるので注意が必要です。
長期所有なら約20％、短期所有では約39％が課税されるのが一般的です。これに加えて住民税も課されます。利益が発生しそうな場合は、税額シミュレーションや専門家への相談も検討しておきましょう。
税金を減らせる特例・控除制度
不動産売却時には、税負担を軽減できる制度がいくつか用意されています。なかでも代表的なのが「3,000万円の特別控除」です。これはマイホームを売却した場合、譲渡所得から最大3,000万円まで非課税にできる制度で、多くのケースで活用されています。
また、「買い換え特例」や「相続空き家の特例」など、状況に応じて使える制度も存在します。ただし、適用には細かい要件や期限があるため、早めに確認し、必要に応じて税理士や不動産会社に相談するのが安心です。
不動産を高く売却するための方法3選
ここからは、不動産をより高い価格で売却するためにできる事を紹介します。今回紹介するのは、以下の3つです。
それぞれのポイントを意識して売却活動を進めることでより高く売却できるでしょう。
期間に余裕を持たせておく
まずは、売却期間に余裕を持たせておきましょう。
急な事情による売却でない限り、最低でも3から6ヶ月程度は余裕をもっておきましょう。
期間に余裕があると、値下げ交渉されても、他の買い手をゆっくりと探しながら希望価格で売却できるように進められます。
時期を見計らう
次に、売却時期を見計らって売却しましょう。
高く売るためには、物件を買いたい人がたくさん居る時期に売却活動をしたほうがいいでしょう。
そのため、一般的におすすめできる時期は1月から3月の引っ越しや転勤などの引っ越しシーズンのタイミングです。
引っ越しシーズンに売却活動ができるように、11月頃から不動産会社の選定や査定などをスタートさせておきましょう。
横浜市で経験豊富な不動産会社へ依頼する
最後は、横浜市で不動産売却経験が豊富な不動産会社へ依頼しましょう。
不動産会社は得意としている地域が各社異なります。そのため、あなたが売却する物件のエリアに精通している不動産会社へ依頼しましょう。
経験豊富であり、エリアへ精通していることで、物件の価値を的確に見抜けます。また、売却営業の際にも地域の魅力や特徴について紹介できるため、より売却がスムーズで価値を下げることなく売却ができるでしょう。
横浜市の不動産売却に強いおすすめ会社3選
不動産売却は、高額な取引であるだけに、会社選びが大きなカギを握ります。特に横浜市のように地域特性があるエリアでは、地元事情に精通し、幅広い相談に対応できる不動産会社が頼りになります。
ここでは、実績やサービス内容に信頼のおける3社を厳選してご紹介します。
以下で詳しく解説します。
ベンハウス
横浜市西区に本社を構えるベンハウスは、地域密着型の不動産会社として戸建・マンション・土地の売却サポートを行っています。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社ベンハウス |
| 会社住所 | 神奈川県横浜市西区楠町10-1 |
| 創業年数 | 1993年6月 |
| 公式サイト | https://www.benhouse.com/sale/ |
