「不動産売却はどこへ依頼したらいいの？」
「おすすめの不動産会社は？」
不動産売却を検討している方の中には、どの会社に依頼すればいいのかについて悩んでいる方も少なくないでしょう。依頼した不動産会社によって売却価格が数百万変わることも珍しくないため、どこの不動産会社へ依頼するのかは非常に重要となります。
とは言っても、不動産売却は頻繁に経験することではありません。そのため、会社選びの検討もつかない方も多いはず。不動産は自分の資産でもあるため、信頼できる不動産会社へ依頼したいことでしょう。
そこで今回は、不動産会社の選び方からおすすめの不動産会社を解説します。不動産売却時の注意点も合わせて解説するため、参考にしてください。
失敗しない不動産会社を選ぶ5つのポイント
ここからは、失敗しない不動産会社を選ぶポイントを解説します。意識すべきポイントは以下の5つです。
- ポイント1：売却実績が豊富にある
- ポイント2：親身に対応をしてくれる担当者がいる
- ポイント3：エリアの情報に精通している
- ポイント4：インターネット広告に力を入れている
- ポイント5：不動産の査定額に根拠がある
上記を参考にすれば、実力のある不動産会社へ売却を任せられるでしょう。以下でそれぞれ詳しく解説していきます。
ポイント1：売却実績が豊富にある
1つ目のポイントは、売却実績が豊富にあることです。売却実績が豊富な会社は、それだけノウハウや過去の取引データが蓄積されているため、より精度の高い売却価格を導き出してくれます。
不動産売却では、いかに適切な価格で売却できるかが重要です。高くても安くてもいけないため、売却実績が豊富な会社であれば安心して依頼できるでしょう。
また、売却実績を確認する際は、戸建てやマンションといった、どの物件種別の実績が豊富かも同時に確認しておくことが重要になります。なぜなら、不動産会社によって得意とする物件には違いがあるためです。
自分の売却したい物件と不動産会社の得意とする物件がマッチしているかを確認した上で、依頼先を決めるようにしましょう。
ポイント2：親身に対応をしてくれる担当者がいる
2つ目のポイントは、親身に対応をしてくれる担当者がいる会社を選ぶことです。不動産売却では、担当者の能力が売却価格や期間に大きく左右します。
会社目線で対応してくる担当者に依頼すると、とにかく売ることが最優先となり、好条件での売却が難しくなります。そのため、顧客目線に立って親身に対応してくれる担当者のいる会社を選びましょう。
具体的には「質問に対して親身に答えてくれる」「要望に対するレスポンスが早い」「売主の利益になるよう動いてくれる」ような、担当者が理想的です。
担当者とよくコミュニケーションをとり、あなたの物件を信頼して任せられるかを判断しましょう。
ポイント3：エリアの情報に精通している
3つ目のポイントは、エリアの情報に精通している会社に依頼することです。先述したように、不動産売却を満足のいく結果にするためには適正価格で売り出すことが重要です。
適正価格でない場合、売れにくくなり、売れ残った人気のない物件というレッテルを貼られてしまう可能性があります。より精度の高い売却活動を行うためにも、依頼する不動産会社の担当エリアを確認しましょう。
不動産売却は土地柄や地域住民の特性によって、売却方針が大きく異なります。そのため、あなたの売却したい物件のあるエリアに精通している不動産会社を選びましょう。
「この地域ではどういった不動産が買われやすいのか」、「どのような売出し方なら注目されやすいのか」など、地域のニーズを理解している不動産会社なら安心です。
ポイント4：インターネット広告に力を入れている
4つ目のポイントは、インターネット広告に力を入れていることです。近年、買主からの問い合わせは、SUUMOやHOME’Sなどのインターネット広告を経由したものが主流になっています。
売却予定の不動産をより多くの人に認知してもらうためにも、インターネット広告に力を入れている不動産会社を選ぶことが重要です。具体的には、写真や動画を多く掲載したり、360°ビューイングを撮ったりするような会社がおすすめになります。
より好条件での不動産売却を実現するためにも、事前に候補の会社がどれほどインターネット広告に力を入れているか確かめておきましょう。
ポイント5：不動産の査定額に根拠がある
5つ目のポイントは、不動産の査定額に根拠があることです。不動産会社の中には、売主の気を引くために、わざと高額な査定額を出してくるところもあります。
しかし、査定額はあくまで売れる予想の価格でしかありません。高額な査定額につられて媒介契約を結ぶと、最終的に査定額から大幅に下がった価格での売却になることもあるため注意しましょう。
売却戦略が具体的だったり、類似した物件の価格を考慮した査定額の出し方をしているなど、査定額に根拠のある会社を選ぶことが重要です。
不動産売却は大手と中小どっちがいい？
失敗しない不動産会社の選び方がわかったところで、次に悩むのは具体的にどの会社に依頼するかということでしょう。中には、「大手の不動産会社の方が安心できそう」と、依頼先を会社の規模感で判断しようとしている方も多いはず。
しかし、不動産売却において会社に規模感はそこまで問題ではありません。むしろ、大手の不慣れな営業担当者よりも、中小の経験豊富な営業担当者の方が好条件で売れることがよくあります。
そこでここからは、大手不動産会社と地元の中小不動産会社それぞれのメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。以下で詳しく解説するため、大手と中小のどちらに依頼すべきか判断してみてください。
大手不動産会社のメリット・デメリット
大手不動産会社のメリット・デメリットとして挙げられるのは以下のとおりです。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 信頼感がある 無料のサービスが充実している | 仲介手数料の値引きがない 手続きが煩雑なことがある |
大手不動産会社の大きなメリットは、信頼感があることでしょう。実際に従業員の教育がしっかりしていたり、買主からの信頼が厚いことが多いです。
また、ハウスクリーニングやインスペクションなどの、無料のサービスが充実していることも大手のメリットです。デメリットとしては、仲介手数料の値引きがないことや手続きが煩雑なことがある点が挙げられます。
大手の場合、満額の仲介手数料を請求してくることが多いです。また、大手ならではの手続きの煩雑さを感じることもあるでしょう。
大手不動産会社は、とにかく不動産を売却したいという方におすすめです。
地元の中小不動産会社のメリット・デメリット
地元の中小不動産会社のメリット・デメリットとして挙げられるのは以下のとおりです。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 地域の相場情報に精通している 顧客を抱えている可能性がある | 実力にばらつきがある |
中小不動産会社は、担当しているエリアを限定していることが多く、地域の相場情報に精通しています。そのため、適正価格での売却ができ、早期かつ高値での売却が可能です。
また、長年同じエリアで経営を続けていることから地域の信頼が厚く、不動産を探している顧客を抱えている可能性があります。その場合には、想定よりも早く不動産を売却できるでしょう。
デメリットとして挙げられるのは、会社によって実力にばらつきがあることです。事前に、口コミや実績をチェックして、安心して依頼できる会社か判断しましょう。
横浜市でおすすめの不動産会社5選
ここでは、横浜市でおすすめの不動産会社5選を紹介していきます。今回紹介するのは以下の5社です。
それぞれの会社の特徴を以下で詳しく解説するため、ぜひ参考にしてください。
ベンハウス
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社ベンハウス |
| 会社住所 | 神奈川県横浜市西区楠町10-1 |
| 創業年数 | 1993年6月 |
| 公式サイト | https://www.benhouse.com/sale/ |
1つ目におすすめの会社は、ベンハウスです。ベンハウスは、横浜を中心に新築戸建・中古戸建・土地・マンションなど様々な物件を扱っている会社です。
営業スタッフには宅建士・土地建物に関する資格者が多数在籍しており、不動産に必要な税務や関連知識も豊富に有しています。そのため、不動産取引の知識とノウハウを豊富に身に着けた営業スタッフが、あなたに最適なプランを提案してくれるでしょう。
また、地元密着型の不動産なことから横浜市周辺エリアに詳しく、地元密着ならではの魅力を最大限に評価・アピールしてくれます。他社でなかなか売却できなかった方も、ベンハウスでなら満足のいく売却ができる可能性があります。
ホームスタッフ
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社ホームスタッフ |
| 会社住所 | 神奈川県横浜市中区千歳町1-2 横浜THビル304号室 |
| 創業年数 | 1999年9月13日 |
| 公式サイト | https://www.homesta.co.jp/ |
2つ目におすすめの会社は、ホームスタッフです。ホームスタッフは約25年の歴史を持ち、神奈川県で不動産売却に対応しています。
顧客の希望や事情を考慮した売買や取引方法を提案することを大切にしており、従来の枠組みに捕らわれないオリジナルのサービスを提供できることが強みです。また、ホームスタッフは、不動産売却手数料半額システムを導入しています。
不動産売却における手数料は決して安い金額ではないため、ホームスタッフであればお得に不動産を売却できます。
三井のリハウス
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 会社名 | 三井不動産リアルティ株式会社 |
| 会社住所 | 東京都千代田区霞が関3丁目2番5号 |
| 創業年数 | 1969年7月15日 |
| 公式サイト | https://www.rehouse.co.jp/sell/ |
3つ目におすすめの会社は、三井のリハウスです。三井のリハウスは、三井不動産リアルティ株式会社を親会社に持つ、不動産仲介業において36年連続取扱高No.1の大手不動産会社です。
50年以上の長い歴史の中で累計取扱件数100万件という圧倒的な実績を誇り、個人向け仲介を行っています。また、三井のリハウスの特徴は、業界最大を誇る店舗数の多さです。
全国に291店舗の直営店があり、多くの取引を扱うことで豊富な経験と実績を積むことを可能にしています。そのため、顧客の悩みに適したサポートを提供可能です。
あおぞら不動産
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社あおぞら不動産 |
| 会社住所 | 横浜市西区岡野2-1-1 長谷川ビル202 |
| 創業年数 | 2017年9月25日 |
| 公式サイト | https://aozora.life/ |
4つ目におすすめの会社は、あおぞら不動産です。あおぞら不動産は2017年に設立された会社で、横浜市の物件を専門に扱っています。
小回りの利くサポートや手厚さなど、大手にはない小規模会社であることの強みを活かした売却サポートをしていることが特徴です。あおぞら不動産では、窓拭きや掃除機がけ、ポスティングなど、高く売るために必要なことを徹底してくれます。
顧客第一のサポートを大切にしているため、安心して依頼可能です。
スターライフ
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社スターライフ |
| 会社住所 | 神奈川県横浜市西区南幸2丁目11-1 横浜エム・エスビル2F |
| 創業年数 | 1990年年8月 |
| 公式サイト | https://www.c21-sl.com/ |
5つ目におすすめの会社は、スターライフです。スターライフは、センチュリー21グループの一員で、30年を超える歴史を誇っています。
センチュリー21グループの中でも優秀な成績を収めており、豊富な経験と知識を活かした接客対応を強みとしている会社です。また、地域密着のサービスを展開しているため、独自のつながりを持っています。
横浜エリアの知見があるスタッフも多く、安心して依頼可能です。
不動産売却をする際の注意点
本記事の最後には、実際に不動産売却を依頼する際の注意点として下記を解説します。
上記は、納得のいく適切な売却を行う上で重要な要素となります。
注意点1：1社目で決めない
不動産会社を決める際、1社目で決めないようにしましょう。1社だけでは、査定額が適正かどうか判断がつかず、実際の相場とはかけ離れた価格に設定されてしまう場合があります。
そのため、必ず複数社に査定依頼をして、比較検討しながら依頼する会社を選定しましょう。仮に、他の会社とあまりにも違う査定額を出してきたら、その会社には注意が必要です。
エリアにも詳しくなく、仕事の手を抜いている可能性も十分にあるため、候補から外しましょう。
注意点2：囲い込みに注意
不動産売却の際は、囲い込みに注意しましょう。囲い込みとは、不動産会社が自社の顧客から購入者を出したいがために、物件の公開範囲を狭める行為です。
不動産会社としては、自社の顧客が購入してくれれば売主買主の両者から仲介手数料をもらえるメリットがありますが、売主からすると売却の可能性が狭まるためデメリットとなります。
対策として、不動産会社から『登録証明書』を受け取り、物件の公開状況を随時確認しましょう。あなたの知らない間に「一時紹介停止中」にされている場合は、囲い込まれている可能性があるため注意してください。
まとめ
今回は、不動産会社の選び方からおすすめの不動産会社を解説しました。
不動産売却を依頼する不動産会社は、会社の規模感で決めるべきではありません。なぜなら、不動産会社の良し悪しは会社の大きさではなく、売却力で決まるからです。
そのため、売却を依頼する不動産会社を決める際は、今回解説した不動産会社を選ぶ5つのポイントをもとに、売却力の高い会社を見極めてください。
本記事が、あなたの不動産売却を成功させる力となれたら幸いです。
