「築古物件って売却前にリフォームすべき?」
「修繕するとしたらどこをすべきなの?」
築古物件を売却する際には買い手がつきやすいよう、きれいな状態へリフォームをしようと考える方も多いでしょう。ただし、リフォームすると売れないこともあります。
築古物件は売れにくいため、適切な対処をしないと後悔する結果につながりかねません。とはいえ、何をすべきか右も左も分からないという方も多いはず。
そこで本記事では、築古物件の売却前にリフォームをすべきでない理由やすべき修繕箇所を交えて、おすすめする不動産売却会社を解説します。築古物件の売却を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
また、以下の記事では横浜市で不動産売却を考えている方に向けて、おすすめの不動産会社を紹介していますので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。
築古物件の売却前にリフォームをすべきでない3つの理由
築古物件の売却前にリフォームをすべきでない理由を、3つにまとめて解説します。
リフォームの内容次第では売れない
築古物件の売却前にリフォームすべきでない理由の1つは、リフォームの内容次第では売れないからです。築古物件の購入を検討する人のなかには、安い物件を買い自分好みにリフォームしたい人もいます。
たとえ立地や価格が適正だとしても、リフォーム内容が好みと合わなければ購入しない人がほとんどです。かつ物件をリフォームすると『リフォーム済み』と記載され、自分でリフォームしたい人には不利になります。
ここ最近のリノベーション人気により不動産会社は築古物件をリフォームして売ることが数多くあるため、リフォームされていない物件には一定数の需要もあるのです。
リフォーム完了まで内覧できない
リフォーム完了まで内覧できないことも、築古物件の売却前にリフォームすべきでない理由の1つです。
リフォーム中は業者が入るため工具や建材などが多く、物件の室内撮影や内覧ができません。リフォーム途中で内覧希望者を物件の中へ通した際のケガや汚れといったトラブルを防ぐためです。
リフォーム内容によるものの、完了まで数週間~数か月かかることもあります。リフォーム完了まで内覧できなければ、購入希望者は近隣の築古物件へ出向くことがほとんどであるうえに、別の物件を購入することが珍しくないのです。
リフォーム費用を回収しづらい
リフォーム費用を回収しづらいことも、築古物件の売却前にリフォームすべきでない理由の1つです。築古物件では、物件価格に加えてリフォーム費用を上乗せして売却できるわけではありません。
たとえ、200万のリフォームをしても売却価格に200万円を上乗せすれば、買い手が高いと感じて購入をしないことも考えられます。
買い手が適正の価格と感じるくらいの金額まで売却価格を下げなければ、いつまでも売れません。次第に価格を下げて、結果としてリフォーム費用を回収できないことがほとんどなのです。
築古物件の売却前に修繕すべき3つの箇所
ここからは、築古物件の売却前に修繕すべき箇所を、3つにまとめて解説します。
網戸の交換
網戸の交換は、築古物件の売却前に修繕すべき箇所の1つです。穴が開いたり、砂やホコリで汚れた網戸は、悪い印象を与えるうえに不衛生に感じます。
そもそも、築古物件は窓を大きくすることが困難であるため、自分でリフォームする場合でも窓や網戸を変更することはほとんどありません。
そのため、ホームセンターで張り替え用の網や網押えゴム、押えローラーなど必要なものを揃えて自分で網戸の張り替えを行うのが賢明です。全て揃えても1000円ほどの費用でできます。だからこそ、築古物件の売却前に網戸の交換を行うべきなのです。
ドアの修理
ドアの修理も、築古物件の売却前に修繕すべき箇所の1つです。ドアの傷や凹みは印象が悪いうえに、使い方が乱雑な印象を与えます。特に、リビングのように多くの人が使うドアには注意が必要です。
ドアの傷であればクレヨン系の補修材で塗り、凹みは木材用の穴埋め材を使用すれば自分で修理ができます。いずれもホームセンターで購入が可能であるものの、木材の色に合わせて購入しなければ修正箇所が目立つため、色には注意しましょう。
自分で修理が可能だからこそ、一目見てわかるドアの傷や凹みは直しておくのが賢明です。
壁紙の張り替え
壁紙の張り替えも、築古物件の売却前に修繕すべき箇所の1つです。壁紙の色には、喫煙やペット飼育の有無など生活感が出やすくなります。
喫煙習慣があれば壁紙は黄ばみ、ペットを飼育すると粗相の汚れや匂いがつくことは防げません。そこで、ホームセンターで壁紙やカッター、地ベラなどを購入し自分で壁紙の張り替えにチャレンジしましょう。
また、壁紙張り替えキットといったセットで売るお店もあります。高い壁紙に交換する必要はないため、手ごろな価格の壁紙を選択し張り替えれば清潔感が増します。
買い手のつかない築古物件を売却する3つのコツ
買い手のつかない築古物件を売却するコツを、3つにまとめて解説します。
不動産会社に買取を依頼する
不動産会社に買取を依頼することは、買い手がつかない築古物件を売却するコツの1つです。
不動産なら修繕やリフォームを行い、再販売を行うため、買い取りに応じることが数多くあります。ただし、不動産会社は利益を出すため相場の約6割ほどでの買い取りになることを念頭におかなければなりません。
不動産会社に買い取りをしてもらうと、仲介業者を挟まないため手数料がかからないうえに、経年劣化による破損や性能低下が起きた際に負う責任である契約不適合責任も免除できるメリットがあります。
不動産会社への買取なら、売却後に安全性の責任を負わないため安心できる側面もあるのです。
ホームインスペクションを実施する
ホームインスペクションを実施することも、買い手がつかない築古物件を売却するコツの1つです。ホームインスペクションとは、専門家に依頼して建物の欠陥や劣化に加えて耐震性を調査しアドバイスをもらうことを指します。
築古物件の状態を把握できるため、ホームインスペクションを受ければ購入希望者へ安全性を説明できるのです。もし、問題箇所があれば専門家のアドバイスや修繕費なども教えてもらうことができ、参考になります。
また、ホームインスペクションを実施し合格すると、瑕疵担保保険(万が一物件に欠陥があった際に補修費用を補填する保険)へ加入できるメリットがあるのです。
なお、下の記事ではホームインスペクションを詳しく紹介しているので、あわせて参考にしてください。
築25年超えの物件は瑕疵担保保険を付保する
築25年越えの物件は瑕疵担保保険を付保することも、買い手がつかない築古物件を売却するコツの1つです。前述したとおり、瑕疵担保保険とは物件に欠陥が見つかった場合に修繕費を補填する保険のことを指します。
築25年以上の物件で瑕疵担保保険に加入していれば、買い手は住宅ローン減税を受けられることから、購入しやすくなります。なお、木造物件は築20年以内であれば、耐震性能を満たすと見なされるため、ほとんど無条件で住宅ローン減税が受けられます。
買い手をつきやすくするためにも、築25年超えの築古物件は瑕疵担保保険を付保するのが賢明です。
横浜で築古物件を買い取りする際におすすめする不動産売却会社3選
最後に、横浜で築古物件を買い取りする際におすすめする不動産売却会社を、3つ紹介します。
ベンハウス
項目 | 詳細 |
---|---|
会社名 | 株式会社ベンハウス |
会社住所 | 神奈川県横浜市西区楠町10-1 |
創業年数 | 1993年6月 |
公式サイト | https://www.benhouse.com/sale/ |
ベンハウスは、横浜市で30年以上の歴史がある不動産会社です。
在籍しているスタッフは厳しい社内研修で不動産取引の知識とノウハウを身に着け、宅建士資格の取得者も多くいます。そのため、売買の実務から取引にかかる税金まで、ユーザーのニーズに全て応える自信があります。
SUUMOやアットホーム・オウチーノなど、国内の大手不動産ポータルにも物件情報を掲載しており、幅広い層の購入希望者を募ることが可能です。
以下の記事ではベンハウスの会社の特徴や口コミ、売却事例などをさらに詳しく解説していますので、気になる方はぜひ一度チェックしてみてください。
ホームスタッフ
項目 | 詳細 |
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会社名 | 株式会社ホームスタッフ |
所在地 | 神奈川県横浜市中区千歳町1-2 横浜THビル304号室 |
設立年月日 | 1999年9月13日 |
公式サイト | https://www.homesta.co.jp/ |
株式会社ホームスタッフは、横浜と川崎に特化して活動する不動産会社です。売却手数料を従来の半額で行うため、負担が減ります。
また、顧客の希望や事情を考慮した売買や取引方法を提案することを大切にし、従来の枠組みに捕らわれないオリジナルのサービスを提供しています。
あおぞら不動産
項目 | 詳細 |
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会社名 | 株式会社あおぞら不動産 |
所在地 | 横浜市西区岡野2-1-1 長谷川ビル202 |
設立年月日 | 2017年9月25日 |
公式サイト | https://aozora.life/ |
株式会社あおぞら不動産は、横浜市に特化した不動産会社です。創立してから年数が浅いものの、じっくり・丁寧なサポートを保証しています。
また、在籍しているスタッフ全員が横浜市内の相場をはじめ、最新の不動産状況を完全に把握しています。内見前には、窓拭き・掃除機がけ・掃き掃除・ポスティングなども実施し、物件の魅力を少しでも高めてくれます。
以下の記事ではあおぞら不動産の会社の特徴や口コミ、売却事例などをさらに詳しく解説していますので、気になる方はぜひ一度チェックしてみてください。
まとめ
本記事では、築古物件の売却前にリフォームをすべきでない理由やすべき修繕箇所を交えて、おすすめする不動産売却会社を解説しました。築古物件の売却をスムーズに進めるには、必ずしもきれいにリフォームされた状態を求める人ばかりではありません。
安い築古物件を購入し自分好みの家に自らリフォームをしたい人もいます。ただし、清潔感や衛生面は担保しなければ買い手がつきづらいため、修繕や掃除は欠かせません。築古物件を売却する際は、本記事で解説した内容を参考にしてください。
本記事があなたのお役に立てることを願っております。