古い家は劣化や損傷が目立ちやすいため、売却しにくい傾向にあります。古い家をスムーズに売却するには、いくつかのポイントを押さえなければいけません。
この記事では、古い家の売却方法や基準、売却の流れ、売却達成のポイントを解説します。所有している古い建物を手放したい、売却して利益を得たいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
古い家を売る方法5選
古い家を売る方法として、以下の5つが挙げられます。
それぞれの売却方法について詳しく解説します。
そのまま売却する
一般的な売却方法として挙げられるのが、そのまま売り出す方法です。
買い手が家を改装したい、独自のデザインを施したい場合に適しています。売り手としても修繕費用や時間をかけることなく、迅速に売却できる利点があります。古民家のようなノスタルジックな雰囲気があれば、多少劣化がある家でも売れるかもしれません。
住むのに問題ない家であれば、そのまま売却してみるのがおすすめです。
一部をリフォームした後に売る
家の一部をリフォームして売却する方法もあります。
古い家を購入する人の特徴として、自分好みの家に改装したいという思惑があるため、大幅なリフォームはおすすめしません。リフォームは費用も時間もかかるため、売り手の負担が大きくなります。
キッチンやバスルームなどの一部をリフォームすれば、古さを払拭し魅力的な家が演出できます。部分的な劣化が目立つ場合は、リフォームしてから売却するのがおすすめです。
家を解体して土地として売り出す
劣化や損傷が激しい家は、解体してから土地として売り出す選択肢もあります。
解体して更地にすれば、新築住宅を建てるための土地を提供できるため、需要を確保することが可能です。解体費用はかかるものの、修繕やメンテナンスの費用を省くため、長期的に見れば手間やコストの削減が期待できます。
ただし、古い家でも売り出せるケースがあるため、安易に解体を選択するのは危険です。まずはそのままの状態で査定を受け、売れる見込みがなければ解体を検討してください。
空き家バンクを利用する
古い家を売りたいときは、空き家バンクを利用してみましょう。
空き家バンクとは空き家情報を管理するサイトで、売り手と買い手をマッチさせる役割を果たします。不動産会社で売れない家でも登録できるため、空き家として情報公開して売り出すことが可能です。
家具や家電などの家財が残ったままの物件でも売り出せるため、古い家の売却を検討する際は、空き家バンクに家を登録しておくことで売却達成の可能性を高められます。
不動産会社に買い取ってもらう
不動産会社に買い取ってもらう方法は、素早く売り出せるのが特徴です。
不動産会社は、買い取った家を売り出せるようにするためにリフォームやクリーニング、解体などを施します。そのため買い取り価格は市場価格より安く、売却利益を得たい方には向いていません。
一方で買い手を探す時間を大幅に短縮し、素早く売却を済ませることが可能です。長くても1ヶ月で売却が完了し、仲介手数料もかかりません。利益より売却速度を重視する方におすすめの売却方法です。
古い家と判断する基準は?
古い家の売却を進める上で、所有する家が古いかどうか判断する基準を知っておく必要があります。古い家かどうかの判断基準には、以下の2つがあります。
それぞれの基準について解説します。
耐用年数
耐用年数とは、家などの資産に価値がある期間のことで、築年数が耐用年数より短ければ家に価値がある状態ということです。一方で、築年数が耐用年数より長いと、物理的な劣化や損耗があると考えられるようになり、価値が下がってしまいます。
木造住宅の場合、耐用年数は22年と法律で定められています。RC造(鉄筋コンクリート造)やSRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)の耐用年数は47年と長いですが、一般的な住宅は木造住宅です。そのため、古い家かどうかを判断する際は、その家が築年数22年を超えているかが基準となります。
耐震基準
耐震基準とは、住宅に最低限必要な耐震性が備わっているかを判断する基準です。建築基準法で定められているものの、古い家は劣化によって耐震性が低下している可能性があります。
現在の耐震基準では、「震度6強を想定した地震に耐えられる」かどうかが基準となります。劣化によって耐震性が低下したり、1981年以前の旧耐震基準で建てられた家などは基準を満たさないため、古い家と見なされるでしょう。
古い家かどうかを判断する際は、上記の2つの項目をチェックしましょう。
古い家を売る流れを理解しよう
古い家を売るとなれば、どのようなプロセスを辿るのか理解する必要があります。売却までの全体の流れが把握できていれば、計画的に売却を進められるでしょう。
古い家を売るおおまかな流れは、以下のようになっています。ただし、こちらは古い家をそのまま売却するケースを想定しているため、他の売却方法を選択する場合は異なる手順となります。
- 査定
- 媒介契約
- 買い手探し(売却活動)
- 売買契約
- 決済、引き渡し
家を解体する場合は上記の流れに加えて解体作業が必要になりますし、買取であれば売却までの過程を短縮することが可能です。どの売却方法を取っても上記の流れが基本となるため、一通り把握しましょう。
各項目の細かい内容までは把握していなくても問題ありません。不動産会社の担当者と進めていくため、サポートを受けながら売却手続きを進められます。
古い家の売却を達成するポイント
耐用年数や耐震基準から古いと判断される家は、売却するのが難しいとされています。そのため、売却の達成には以下の4つのポイントを押さえることが大切です。
それぞれのポイントについて、詳しく解説します。
自分に最適な売り方を選択する
重要なポイントとなるのが、最適な売り方の選択です。
売却によって利益を得たいのか、素早く手放したいのかによって、適切な売却方法は異なります。また、売却までの手順や準備も異なるため、売却目的を明確にする必要があります。
それぞれの売却方法の特徴やメリットを把握した上で、最適な売り方を選択しましょう。
売却達成が期待できる不動産会社を選ぶ
古い家の売却を達成するには、不動産会社選びが重要です。
家を売却するまでの流れを見ても分かるように、査定から決済まで不動産会社が関わります。売り手は専門家に任せる要素が多く、売却実績や営業力のある不動産会社は売却を達成しやすくなるでしょう。そのため、不動産会社の口コミや評判、実績などをチェックすることが大切になります。
スムーズかつ理想的な売却を達成するために、信頼できる不動産会社を選びましょう。
瑕疵担保保険や古屋付き土地などを活用する
古い家を売る場合は、瑕疵担保保険や古屋付き土地などを活用するのもおすすめです。
瑕疵担保保険とは、建物に瑕疵が発覚した際にかかる修繕費用の一部を、保険料で補える保険です。瑕疵担保保険が付与された古い家であれば、買い手も修繕費や瑕疵を気にせず購入に踏み切りやすくなります。
一方、古屋付き土地とは「古い家が付属した土地」という状態で売り出すことです。買い手のターゲット層が広がり、購入されやすくなるメリットがあります。また、住宅ローンの融資を受けやすくなるなど、買い手にもメリットがあります。
古い家単体では売却が難しくても、瑕疵担保保険を付与したり土地として売り出したりすることで、売却達成の可能性を広げることが可能です。
売却によって得た譲渡所得に関する税制を理解する
古い家を売却する場合は、譲渡所得に関する知識も必要になります。
古い家を売却して利益を得た場合、譲渡所得が発生します。譲渡所得がプラスになる、つまり建物の取得価格より売却価格が高くなったら、税金が発生する仕組みとなっています。
今回の記事では細かく触れませんが、法律で定められている以上正確な税金を納めなければいけないため、譲渡所得の計算方法や譲渡所得税の求め方を理解する必要があります。譲渡所得の計算については、国税庁の公式サイトを参考にしてください。
古い家を売るならベンハウスがおすすめ!
項目 | 詳細 |
会社名 | 株式会社ベンハウス |
所在地 | 神奈川県横浜市西区楠町10-1 |
創業年数 | 1993年6月 |
公式サイト | https://www.benhouse.com/sale/ |
古い家の売却を検討している方には、ベンハウスがおすすめです。ベンハウスは神奈川県横浜市周辺での不動産売却が得意な地域密着型の不動産会社で、耐用年数の過ぎた古い家の売却にも対応してくれます。
スタッフは宅建士の資格保有者が多く、不動産売却に関する豊富な知識やノウハウを身につけているため、的確でニーズに応えたアドバイスが期待できます。
無料で相談にも対応しているため、手放したい古い家を所有していて神奈川県横浜市在住の方は、ベンハウスに相談してみましょう。
まとめ
この記事を通して、古い家を売る方法や基準、売却の流れ、売却を達成するためのポイントを解説しました。
古い家は売りにくい傾向があるものの、売却までの流れやポイントを押さえれば売ることも可能です。売却達成には不動産会社選びが重要になるため、自分に最適な売り方を実現してくれる会社を慎重に選びましょう。
この記事が、古い家の売却を検討している方の役に立てれば幸いです。横浜市での売却を考えている方は、ベンハウスに依頼することも検討してみてください。